歯の神経を守る治療

歯の神経は歯に栄養や血液を送るという、大切な役割を持っています。
健康な歯であるためには、神経というのは不可欠。
神経がなくなると、歯の表面が黒ずんでしまったり、最悪の場合歯が抜け落ちてしまったりすることがあります。

そんな神経ですが、昔から歯科治療において、「神経を抜く」治療が行われることはあります。
神経を抜くしか、痛みを取ったり、炎症を抑えたりする方法がない場合です。
しかし、当院なら、その神経を残すことができるかもしれません！

歯の神経が通っている場所は、歯の根の中なのですが、この中は肉眼でも一般的なルーペでも見ることはできません。
その上、大変複雑な形をしており、一人ひとり形状が異なります。

そのような複雑で小さい歯の根の中を、当院では歯科用顕微鏡である「マイクロスコープ」を使用して確認します。
肉眼の約20倍程度まで視野を広げることができるため、歯の内部の神経をしっかり確認しながら、治療をすることができます。

「ドックスベストセメント」とは、殺菌作用のある銅イオンと、鉄イオンが配合された、歯科治療の薬剤です。

歯科医療の先進国であるアメリカで生まれました。

これまで虫歯治療というと、虫歯になった部分を削る治療しかできませんでしたが、ドックスベストセメントを虫歯部分に塗布し、殺菌・無菌化することで、虫歯を治すことが可能です。

歯を削らないので、歯の寿命を延ばすことができます。

マイクロスコープを使い、歯の状態を分析します。
この際に、歯の神経を残せるかどうかを詳しく調べ、診断します。

分析結果をもとに、患者さんに合った治療方針をご提案します。

場合によっては神経を残すことが難しい場合や、抜歯をしなければいけないケースもあるかもしれません。
しかし、できる限り神経は残す方法で、患者さんの歯の健康を考えた治療計画を立てていきます。
また、患者さんともしっかりと話し合い、双方が納得できる治療方法を考えます。

治療が終われば、それで当院とはさようなら・・・というわけではありません。
当院は、再発リスクを少しでも減らすために、治療後のフォローも万全に行っています。
何か心配なことがあれば、すぐに対応します。